自分に向いているお仕事を見つける簡単なお仕事です

「投げ出すのは良くないこと」を無意識に刷り込まれている日本の皆さんお元気ですか？（負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じぬく事、それが一番大事なんですって！）

果たして投げ出すのは良くないことだろうか？

いや、そうでもない。（弱い打ち消しの表現）

「君が投げ出さないことで、そのポストに向いている人があぶれてしまっているかもしれない。適材適所、目指そ？」

はいこれでもう安心して投げ出せます。

こんなつらい仕事は軽率に投げ出して、次の人のためにポストを空け、より自分に向いている事・やりたい事へ進みましょう。

---

もちろん「向いてないかもしれないけどせっかく任されたんだ」と言って一つの事を一生懸命頑張って50年やり遂げるのは素晴らしいことです。むしろ憧れます。職人気質ってやつ。大変憧れます。（なぜならタケユキにはできないから！）サインください！写真もいいですか！

でもこれだって向き不向きの問題で、外野から見て「一つの事を一生懸命やり遂げて偉いなぁ！」と思っても、本人は「新しい職を見つけるのが死ぬほど下手くそだからこれが自分には合っているんだ、ていうかこれしかできねー、俺はクソ」という行動原理かもわかりません。でもそんなの外野知ったこっちゃない。無責任に賞賛を送りましょう。偉いね。おくすりのめたね。

「評価は他人がする」「物事は必ず賛否両論」を常に小脇に抱えているタケユキ（両脇がふさがっている）としては、「自分が辛い・苦しい・ありえないと思っている仕事も、めちゃくちゃ向いてて楽しめる人がいるのでは？」という考え方が常です。

「私は酸素を必要として二酸化炭素を吐くけれど、二酸化炭素を吸収して酸素を出さなければいけない存在もいるのでは？」そういうことです。やったねたえちゃん緑がふえるよ。

「自分に向いている仕事を探そう！」なんてよく謳われていますが、向いてるかどうかなんてやってみなくちゃわからないんですよ。これは詭弁でもなんでもなく事実なんですよ。猫が生きているか死んでいるかなんて箱を開けてみないとわからないんですよ。鳴き声がするからって生きていると思うな、猫の死骸の横にボイスレコーダーを置いて鳴き声を延々流しているかもしれないぞ。そんなシュレーディンガーはブラック企業だ。

気を付けてください。

猫の死骸にならないように。

箱の裏の原材料をチェックし、成分表示をよく読み、味と効能を想像して吟味するのは大変重要なことです。

でもお金に余裕があるなら買って飲めば一発でわかる。簡単だね。

この場合の「余裕」とは最終的に自分が何に重きを置くのかで変わってきますが、（新卒を重視するのか？実務経験年数を重視するのか？）箱を手あたり次第開けるなら、早い方がいいかもしれませんよ。